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山城中学校全景

ジオ・フィールドワーク(10/21)

三好市ジオパーク推進室にご協力いただき、2年生がジオ・フィールドワークを実施しました。午前中は、まず大歩危小歩危を訪れ、遊覧船から渓谷の険しい地形の成り立ちを観察し、その成り立ちについて学習しました。その後、西祖谷山村の有瀬地区を訪れ、旧有瀬小学校跡を宿泊施設として活用されている取組やお茶の栽培など、地域の方々の活動の様子を紹介していただきました。午後からは、四国地方整備局四国山地砂防事務所の方々にご協力いただき、有瀬地区の地滑りとその対策について教えていただきました。大地の動きを目で見て実感できる滑落崖を見学し、その地滑りを止める対策として作られた排水トンネルも見学させていただきました。どの活動も、普段の学習ではでは体験できない大変貴重な体験でした。ふるさとの特徴的な地形を観察し、それを生かしながら自然と共に生きてきた先人たちの知恵の一端を学ぶことができました。お世話になった皆さん、ありがとうございました。

※生徒の感想です

○大歩危峡の岩を遊覧船からあらためて見てみると、とても特徴的な岩がたくさんありました。川や大地についていろいろ知ることができました。

○遊覧船に乗って周りの岩を見てみると傾いていました。岩が崩れて角度がめっちゃ急になっていることが分かりました。

○遊覧船でいろいろな岩を見たけど、その中でも「獅子岩」みたいな物が特に印象に残っています。岩と風や風景がきれいにマッチして気持ちよかったです。

○吉野川氾濫時の最高水位が思っていたよりも高くて驚いた。

 

○有瀬地区にはいろいろな物があることが分かりました。茶畑や宿泊施設がきれいだったし、お茶も美味しかったです。

○以前は養蚕も行っていたと知ってビックリした。また、宿泊施設のパンフレットを見ると、地域の方たちの明るさや優しさが伝わってきました。

○有瀬地区の山茶は甘みがあって美味しかった。宿泊施設の方のお話を聞いて、有瀬のことを知ってもらいたいという思いや、ふるさとに対する思いが伝わってきた。

○廃校になった学校の校舎を大切にしている地域の人たちと、そこを民宿にして地域でとれた野菜を使って体験のようなことをするのがいいと思いました。

 

○排水トンネルを作るのに17億円もの費用がかかっていると聞いてすごいと思った。

○ずっと昔に地滑りが起こったところは、地滑りの後に傾斜が緩くなって、そういった場所が今私たちが住んでいる場所になっているんだなと思った。

○地滑りのせいで道路脇の壁が割れていたり、カーブミラーが変なところにあったりして危ないと思ったけど、ずっと前に地滑りがなかったら自分たちは今住んでいるところに住めなかったかもしれないことが分かった。

○地滑りについて、国・市などが連携して避難指示を出していることや、衛星を使って大地の動きを観測していることが分かった。