独立行政法人水資源機構新宮ダム管理所の方お二人にお越しいただき、防災の観点から「新宮ダムの放流について」というテーマでお話をしていただきました。学校のすぐ隣を流れる銅山川の上流には、富郷ダム、柳瀬ダム、新宮ダムと3つのダムがあり、大雨による川の増水や氾濫による被害を回避する、または被害を最小限にとどめるために、大切な役割を果たしていることが分かりました。また、放流の際には、放流量によって3回、6回、9回とサイレンの回数を分けていることや、それぞれの放流量によって銅山川流域でどのような被害が想定されるかを、学ぶことができました。
生徒の感想です
○今日の防災学習では、新宮ダムについて教えてもらいました。初めて知ったことは、1秒間に放流する水の量が1,200トンを超えないようにしているということです。話を聞いて驚いたことは、もし6,000トン放流したら山中も危険だということです。
○今日、ダムの放流の危険性がよく分かりました。ダムの放流警報のサイレンの回数は知っていましたが、緊急効果音は初めて知りました。警報が鳴っていたら回数を数えながら聞こうと思いました。家族や地域の人にも呼びかけて、逃げ遅れる人がいないようにしたいです。
○ダムについて、こんなに詳しく教わったことは初めてです。民家を沈ませないように、いろいろな工夫をしていることや、たくさんの人たちが関係していることが分かりました。あらためてダムは重要なんだなと思いました。いろいろなところでこの講習をしてほしいと思いました。
○過去に緊急放流で亡くなった人がいるという、実際にあった被害を教えてくれたから、危機感をもってお話を聞くことができた。もし緊急放流で毎秒6,000トンもの水を放流しなければならないことになったら、15年以上過ごしてきた家が沈むかも知れないというのは不本意だけど、自分の家族が助かることには勝てないと思った。大雨をあまり危険と思っていなかったから勉強になった。