教育長メッセージ~安全、安心の夏休みに~
保護者、市民の皆様へ令和6年7月18日
日頃は、本市の教育推進にご理解、ご協力を賜り、ありがとうございます。
今年度の第1学期は、7月19日(金曜日)に終了いたします。学校教育、社会教育、生涯教育等の行事におきまして、計画的に実施することができました。ひとえに関係者の皆様のご協力のおかげであり、重ねてお礼を申しあげます。
7月20日(土曜日)からは、生活の中心が家庭になる夏休みです。夏休みの意義の一つは、自主学習や体験活動を通じて一人一人の興味や関心を深め、人としての成長を促すことです。性格や能力、適性が異なる一人一人が、貴重な体験をし、有意義な夏休みになることを強く願っています。また、個人差はありますが、「まだまだ中学生、高校生」でありながら、「もう中学生、高校生」と目を離し、心を離す保護者や地域の方がいらっしゃるかもしれません。普段、忙しくなった学校生活のために、会話が少なくなっているご家庭は、親子関係を振り返るチャンスだと思います。
さて、この夏から気温が特に著しく高くなることにより、熱中症による重大な健康被害が生ずるおそれがある場合は「熱中症特別警戒アラート」が発表されることになりました。今月初めには「熱中症警戒アラート」が連日発令されましたが、梅雨が明けると著しく気温が上昇することが予想されます。これまで以上に、暑さ対策を十分した中で夏休みを過ごしてください。
こうした中、徳島市内15中学校や徳島市立高等学校は四国総体、全国総体があります。暑さの中、厳しい県予選を勝ち抜いた選手の皆さんの健闘を祈念いたします。小学生も社会体育や芸術分野での四国大会や全国大会があり、代表の皆さんは活躍の場が広がります。かけがえのない経験で、子どもたちの学びが止まらないことを嬉しく思います。
さらに、今年も「徳島市・帯広市子ども親善交流」(徳島市にぎわい交流課主催)が行われ、帯広市の小学校高学年の皆さんと阿波おどりや海水浴等で交流します。また、徳島市と姉妹都市であるアメリカ合衆国サギノー市へ徳島市立高校生15名が訪問し、大学で学び、現地の施設等で地域の方とも交流します。文科省の海外留学「トビタテ」で自ら世界へ一歩踏み出す市高生もいます。きっと、国際感覚を身につけるための基盤となる交流等になることでしょう。
ご家庭におかれましては、熱中症等の対策や新型コロナウイルス第11波に対する備えも再確認していただき、安全で安心した夏休みを過ごしてください。9月2日(月曜日)からの第2学期を元気に迎えられることを願っています。
徳島市教育委員会教育長松本賢治