教育長メッセージ~マスク着用の考え方の見直しについて~(3月24日)

保護者、市民の皆様へ

 日頃は、本市の教育推進にご理解、ご協力を賜り、ありがとうございます。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、この春巣立っていった中高生は、全国一斉の臨時休校からのスタートだったことを思い出します。その後は感染状況によって、学級・学年閉鎖はもとより、園・学校行事が延期・内容の変更・縮小・中止を余儀なくされた活動が数多く続きました。子どもたちは制限された生活の中においても、創意工夫しながら自律して学習活動等に取り組むことができました。

 本日、幼稚園・小学校・中学校・徳島市立高等学校は1年の締めくくりとしての式が行われます。明日3月25日(土曜日)から4月9日(日曜日)までが春休みになります。ご家庭におかれては、まだ新型コロナウイルス感染症は終息していないので、TPOに応じて基本的な感染症対策に取り組んでください。

 「新学期以降の学校におけるマスク着用の考え方の見直し」が文部科学省から示されました。以下は基本的な考え方です。
○学校教育活動に当たってマスク着用を求めないことを基本とすること。
○登下校時に通勤ラッシュ時等混雑した電車やバスを利用する場合や、校外学習において医療機関や高齢者施設等を訪問する場合など、マスクの着用が推奨される場面においては、児童生徒及び教職員についても、着用が推奨されること。
○健康上の理由等によりマスクを着用できない児童生徒もいることなどから、学校や教職員がマスクの着脱を強いることがないようにすること。児童生徒の間でもマスクの着用の有無による差別・偏見がないよう適切に指導を行うこと。

 新型コロナウイルスは5月8日(月曜日)から、感染症法第2類からインフルエンザと同等の第5類に移行予定です。社会経済活動がより一層緩和された生活が予想されます。園・学校は、引き続き、感染症予防対策を講じてまいります。4月10日(月曜日)には児童生徒の皆さんが、元気な姿で登校することを心から願っております。

徳島市教育委員会 教育長 松本賢治