城東小学校は、ブリティッシュスタイルのブラスバンドです。
ブリティッシュスタイルとは、サクソルン属の金管楽器・直管楽器のトロンボーン・打楽器で構成される金管バンドです。
日本では吹奏楽のことをブラスバンドと混同して言われていますが、海外では吹奏楽はウィンドバンドとしてブラスバンドと区別されています。
ブリティシュスタイルブラスバンドはパイプオルガンのように荘厳でやわらかなサウンドが特徴です。
これは、楽器のベルが観客に向くことなく馬蹄形に配置され、サラウンド感のあるほどよく調和された間接音を聴くからです。
城東小学校金管バンドクラブは、ブリティシュスタイルブラスバンドの美しいハーモニーをめざして日々練習をしています。
それでは、城東小学校で使っている楽器を紹介しましょう。
コルネット
音色を統一するために、音の鋭いトランペットを使わず、柔らかくてこくのある音色のコルネットを使います。
Bbの調性を持ち、ソロ・リピアノ・セカンド・サードのパートに分かれて演奏します。
Ebコルネット
通常「エスコル」と呼ばれています。
Bb管より4度高いEb管で、ブラスバンドで高音域を担当する楽器です。
輝かしいハイトーンが聞こえてきたらソプラノコルネットです。
フリューゲルホルン
コルネットと同じBb管の調性を持ち、コルネットよりさらに深くまろやかな音色がします。
柔らかな音色のため、ゆったりとした場面でソロを担当することが多い楽器です。
テナーフォン
Bbコルネットより5度低いEb管で、ブラスバンドの中音域を担当する楽器です。
日本では、アルトホルンと呼ばれています。
ブラスバンド独特の温かなサウンドを作るのに欠かせない楽器です。
ユーフォニアム
Bbの調性を持ち、コルネットの1オクターブ下の音域です。
柔らかい音を持ち、ソロコルネット同様メロディラインを担当することが多い楽器です。
バリトン
ユーフォニアムと同じBb管でありながら、ユーフォニアムよりも明るい音色を持ちます。
ファーストとセカンド各1名、計2名で担当し、テナーフォン同様ブラスバンドのサウンドには欠かせません。
トロンボーン
ブラスバンドの中で唯一の円筒形金管楽器です。
他の楽器より華やかで明るく、重厚で輝かしいサウンドをブラスバンドに与えています。
楽譜は、コルネットなどと同じようにinBbで記譜されています。
バストロンボーン
トロンボーンセクションの3番目として、またベースセクションのトップとして活躍する楽器で、太い独特の音色が特徴です。
ブリティッシュスタイルバンドで唯一、ヘ音記号の実音で記譜されています。
Ebチューバ
Ebの調性を持ち、日本国内では「エスバス」と呼ばれています。
管の長さの割に大きいベルを持ち、豊かで柔らかな音色がします。
Bbチューバ
Bbの調性を持ち、日本国内では「ベーバス」と呼ばれています。
最低音域を担当し、太く安定したサウンドを生み出します。
建物の土台のように、ブリティッシュスタイルバンドを支える重要な楽器です。
パーカッション
ドラムセット、ティンパニー、グロッケン、木琴やラテン楽器などあらゆる打楽器を担当します。
曲によっては多くの打楽器が使われ、次々に持ち替えて演奏します。