7月2日,本校の6年生を対象に,徳島県人初の女子プロサーファーであり,2013年に阿南市ふるさと大使第1号に任命される武知実波さんから,プールでのサーフィン教室と,講演をきかせていただきました。
午前のサーフィン教室では,6人の講師が各グループに付き,手取り足取り教えてくださいました。最初はパドリング。胸を反らすこと,目線は前に向けることなどのポイントを子供たちに気づかせながら教えてくださいました。次にテイクオフ。うつぶせの体勢から,3つの動作で波乗りの体勢に移行する方法を丁寧に教えてくださいました。はじめは立ち上がるとぐらぐらしていた子供たちも,両手を広げてうまくバランスをとることができるようになっていきました。最後はチーム対抗のパドリングリレー。どのチームも今日教わったことを思い出しながら懸命にパドリングをし,最後までボードをつなぐことができました。
武知さんからは,「初めてサーフィンをする前は,うまくいくかどうか不安だった子もいたと思います。でも,やってみるとみんなできたよね。このように,やってみるとできることはたくさんあると思います。これからも初めて出会うことがたくさんあると思うけど,どんどん挑戦していくとその先が広がっていきますよ。」といった激励を受けました。
午後の講演会では,日本代表として4年間国内外のサーフィン大会に出場する中で感じたことを話してくださいました。それは,争いや貧しさに直面する国からは日本のように勉強やサーフィンが当たり前のようにできる日常が実はとても幸せであること,海外挑戦に対する不安やけがによる挫折を支え励ましてくれた家族への感謝の気持ち,目標を持つこととその達成に向けてどうすればよいか考え努力することの大切さなどです。中学への進学が近づいいる6年生の子供たちにとって,心に響くお話しが聞けた大変貴重な講演会でした。