始業式で生徒のみなさんに3学期のミッションを伝えました。
それは「エージェンシーを高める。」ということです。
自分の周りで、何かうまくいかないことやどうにかならないかなと思っていることがあるときに、「誰かにどうにかしてもらおう」と考えるのではなく、自分で「どうしたらいいのか」を考えて、行動して、その行動や結果に責任を持つということに繰り返し挑戦してほしいと伝えました。
具体的には(1)課題を見つけて、(2)解決方法を考えて、やってみる。(3)課題が解決に向かっているか、振り返りをする。(4)必要であれば、方法を変えて、最後まで責任をもってやり遂げる。という4つのサイクルの説明をしました。
また、下町ロケットのモデルになった植松電機の代表取締役植松努さんがその著書の中で述べている「してもらう幸せ」と「する幸せ」についても紹介しました。幸せになるためには「してもらう」ことを求めるのではなく、「する」ことが大切なんだと植松さんは言っています。何か手に入れたい物や達成したいことがあるときに、まず自分には何ができるのか考えて、それを実現するために自分は何をするべきか考えて実行することが大切だと。まさしくエージェンシーを発揮することが大切だということを話しました。
学年のまとめをする3学期、まずは一人一人が学級内での課題について考え、その解決に向かって自分で考え取り組んでほしいと思っています。また3学期は1・2・3年それぞれに次のステージに向けて、準備をする学期でもあります。次の輝かしいステージに向けて、みなさんのエージェンシーに期待しています。
*保護者のみなさま・地域のみなさま、3学期も本校の教育活動に対して、これまで同様温かい御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げます。