3年人権学習講演会

　11月28日（金）の5時間目に、徳島県人権教育指導員の中原サヲエさんを講師にお迎えし、人権講演会を開催しました。講演では、中原さんが体験された部落差別による就職差別や結婚差別など、厳しい現実と、それを支えてくれた仲間の存在についてお話いただきました。

　生徒たちはこれまで道徳の時間を中心に同和問題について学習してきました。今回、中原さんから差別の実際を直接伺ったことで、同和問題をより身近な問題として捉えることができました。また、部落差別がいかに非合理的で、決して許されるものではないかを強く実感する機会となりました。講演後、生徒たちは感想をまとめ、「差別に対して今の自分に何ができるかを考えたい」「差別を見たら間違っていると言いたい」「正しい知識を身につけたい」「本音を言い合える友だちをつくりたい」など、自分の生き方や態度について真剣に思いを綴っていました。

　“1人の100歩より、100人の1歩” を大切にしながら、差別解消に向けて自分事として考え、行動していきましょう。