徳島市の水と緑

令和3年度

令和3年度は、徳島市小学校環境部会のご協力のもと、環境教育副読本「徳島市の水と緑」の改訂を行います。
今回から、児童がタブレットを用いて活用できるよう、デジタル教材を制作します。
令和4年3月の完成を目途に改訂作業を進めています。

令和元年度

令和元年10月25日(金)、助任小学校にて環境教育副読本活用授業研究会が開催されました。

身近な課題を見付け、友達と関わりながら課題を解決しようとする子どもの育成

―環境を大切にする活動を通して―
(環境教育副読本「徳島市の水と緑」活用授業研究)

授業実践(4年総合的な学習の時間)

1 単元名グリーン・リバーズ探検隊
2 単元の目標

校区の助任川・大岡川・新町川、城山を調べる活動を通して、自然を身近な存在として感じ、
環境を守ることの大切さに気付き、自分ができることを実行しようとする意欲を持つ。

おわりに

 グリーン・リバーズ探検隊の学習を通して、様々な体験活動を行った時の子どもたちの表情はとても生き生きとしていた。今まで当たり前に感じていた身近な川や城山について不思議だと感じたことを、友達と調べたり実際に観察したりして解決していく楽しさを味わうことができたからであろう。また、だんだんと身の回りに落ちているごみに気付き、拾う児童が増えてきた。校区にたくさんの自然があることを知ることで、意識が「誰かがしてくれるだろう」から「この渭北の町を自分たちで大切にしていきたい」へと変わってきたためであると思われる。

環境教育副読本活用授業研究会についての取組の内容は令和元年度に発行「徳島市教育研究所紀要2019」に掲載
次回の環境教育副読本活用授業研究会は、令和4年度の予定です。

 

 

平成29年度

平成29年10月25日(水)、佐古小学校にて環境教育副読本活用授業研究会が開催されました。

生活科「うごくうごくわたしのおもちゃ」(2年生)

公開授業では、身近にある廃材を活用して、子どもたちがおもちゃを作る活動に楽しく取り組む様子が見られました。おもちゃの動く仕組みを工夫して、自分なりにおもちゃをパワーアップさせようと試行錯誤する児童の姿が印象的でした。自分たちが作ったおもちゃに愛着をもつことで、ものを大切にする態度を育成することをねらいとした授業が展開されました。

平成27年度

平成27年10月29日(木)、渋野小学校にて環境教育副読本「徳島市の水と緑」の活用授業研究会が開催されました。

単元「持続可能な渋野の町づくり」(5年生)

活用授業では、これまでに調べたことをもとにして、自然を大切にしながら人間が快適にすごす未来の渋野の町について考えました。子どもたちは、市長、社長、農家、住民、生き物などの立場に立って、土地利用について、生き物の生息地との兼ね合いを考えながら話し合い、グループごとにマップをつくりあげていきました。

授業後の研究会では、参加された先生方でESDの視点に立った授業についての意見を出し合ったり、各校の取り組みを紹介しあったりするなど、有意義な会となりました。また、鳴門教育大学副学長の近藤憲助先生より指導助言をいただきました。

 

 

平成26年度

平成26年7月4日(金)、昭和小学校にて環境教育副読本「徳島市の水と緑」の活用授業研究会が開催されました。

題材「ビオトープ大改造」(5年生)

活用授業では、これまでに調べたことをもとにして、校内のビオトープの改造を目指して話し合う活動をしました。子どもたちは、グループごとに考えたビオトープのデザインを発表し合い、生き物の住みやすい環境について考えました。この単元の学習を通して、生き物と人のつながりに気づき、自然環境を大切にしていこうとする態度を育てることができました。

授業後の研究会では、参加された先生方で授業についてのグループ討議をし、川内北小学校の濱口恒一郎校長先生の指導助言をいただきました。また、渋野小学校の中島茂範校長先生に、総合的な学習と環境教育の関わりやESD(持続可能な開発のための教育)、ビオトープの基礎知識などについてご講義いただきました。

環境教育副読本活用授業研究会についての取組の内容は「徳島市教育研究所研究紀要100集」に掲載されます。